地域別心霊カテゴリー

2013年1月16日水曜日

碓氷峠の幽霊娘


192 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/02/23 00:48:00
6話 「碓氷峠の幽霊娘」後日譚

「碓氷峠の幽霊娘」の話をご紹介したが、最近、インターネットを通じて知己
になった友人より、この話の続編ともいえる怪談が書かれた書物の存在を教えて頂いた。 
西本裕隆氏・所澤秀樹氏共著による「JRのこわい話」(ワニマガジン社刊)と
いう本の中に前出の「碓氷峠の幽霊娘」と出所が同じだと思われる話が掲載されている。
つて、この碓氷峠を深夜の2時すぎに通過する夜行列車がありました。
の夜行列車の最後部車輌に乗務していた車掌のひとりが、横川駅まではれも乗っていなか
ったはずなのに、横川駅を出て峠にさしかかるときには、い女が乗っているという椿事に
何度も遭遇しました。
1950年(昭和25年)の時刻表によれば、信越本線の下り夜行列車は3本運転されていた。
高崎駅を午前0時16分に発車する直江津行き準急第307列車、1時43分発の同じく
直江津行き第327列車と、3時00分発米原行き第611列車である。
前出の「碓氷峠の幽霊娘」では、高崎発が2時半過ぎと書いてあり、「信越線の列車」と
明記されていることから恐らく最後の第611列車であると思われる。これの碓氷峠通過
は午前4時半頃になる。
一方、上記の書物には碓氷峠通過が2時過ぎだと書かれているので、必然的に最初の準急
第307列車ということになる。2つの書物で、幽霊が乗った列車は異なっているのである。
ちなみに準急第307列車は、始発駅の上野を22時50分に発車し、横川は1時35分発車、
軽井沢2時35分着で、終着駅の直江津には朝7時28分に到着する。
尚、この準急列車は、後に急行に格上げされて寝台列車の「妙高」となった。

193 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/02/23 00:49:00
私は奇しくも急行「妙高」時代にこの列車の最後尾車輌に乗車したことがある。その時の最後
尾車は近代化改装後のオハフ33形だった。
の女の人はいつも進行方向を向いて座っていました。ですから、車掌が務している位置からは
顔は見えません。
ころが、峠を登りきり、次の軽井沢駅に着くころになると、その女性の姿はえなくなってしま
っているのです。
かし、だれも、その女性の顔を見たことがないのです。民話や怪談というものは、人から人へ
語り継がれていく間に段々内容に関する矛盾点が修正され、より洗練されていく。
「碓氷峠の幽霊娘」で私は和服女性の後ろ姿から年齢を推定するのは難しいと書いたが、この話
が最初に1957年(昭和32年)のサン新聞に掲載されてから40年の間に同じ疑問を感じた人がいた
とみえ、そのあたりの矛盾点が解消されているのだ。
ただこの話は更に発展して、車掌が実際に若い女の顔を見に行くことになってしまう。
は、驚きのあまり声を失い、腰をぬかさんばかりになってしいました。
んとその女性には表情がないばかりか、顔に何もないのです。だれもがの女性の顔を見たことが
ないはずです。つまり顔の無い女性がそこにわっていたのです。
ここまで話を発展させてしまうのは、明らかに行き過ぎだ。
車掌が実際に「のっぺらぼう」を見たということで、この怪談は急に現実味を失ってしまう。
車掌はその「のっぺらぼう」の乗客に対してその後どういう措置を取ったのだろうか、などと聞
き手に余計な疑問を抱かせてしまうからである。
もともと怪談に現実味なんて関係ないだろう、と言われそうだが、怪談が怖いか怖くないかは、
ひとえに現実味の有無にかかってくるのである。

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