地域別心霊カテゴリー

2012年12月9日日曜日

旧生駒トンネル


85 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 02:26
大阪から奈良へ抜ける近鉄奈良線。大阪と奈良の間には
生駒山があり、電車は長いトンネルを通ることになる。
現在のトンネルは「新生駒トンネル」といい、
その昔数々の死傷事故を起こした「旧生駒トンネル」に
代わり、昭和30年代になって掘削されたものだ。
しかし、多くの死者を出した旧トンネルのせいか、
いまだに怪現象が多発するという。



・私は昭和21年に旧生駒トンネルで発生した車両火災事故に
 実際に遭遇した人物の話を聞いたことがある。
・その人物とは私の小学校時代の美術の先生で、当時すでに
 50歳を超えていたと思う。どういう訳か、私は彼に
 大変かわいがられていたと記憶している。
・ある放課後、どういういきさつかは忘れたが、彼は忌まわしい
 旧生駒トンネルの火災事故の話をしてくれた。



87 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 03:00
・戦後間もない頃(昭和21年)のこと。大阪から奈良へ向かう
 彼を乗せた近鉄電車が、旧生駒トンネルの中ほどまで
 差し掛かった時だった。
・登り急勾配の難所に旧式のモーターが耐えられず、突如発火した。
・古い車体はあっという間に炎に包まれ、乗客はパニックに陥った。
・暗いトンネル内を、我先に逃げ惑う人々。電車は奈良側の出口まで
 あと少しのところで停まっていた。
・当然、大多数の乗客が、より近い奈良側の出口を目指して
 坂を登っていった。



88 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 03:08

「なあ、坊。(先生はなぜか私をこう呼んでいた)
 
 どんな時も、落ちつかなければあかんよ。僕はその時
 
 咄嗟に気付いたんや。この時期、大阪湾からの浜風は
 
 生駒山に向けて吹いてるはずやってな。それで指を
 
 なめて、風向きを調べたんや。そしたら案の定、風は
 
 トンネルの下の方から吹いていたんや・・。」 




89 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 03:22
・狭いトンネル内での火災は、火そのものよりも有毒ガスによる
 中毒が命取りになる。
・彼は冷静な判断で、遠いけれど風上になる大阪側の出口を目指し、
 無事生還することが出来たのだ。
・逆に風下の奈良側へ逃げた乗客の多くが有毒ガスによって
 命を落としたのだった。その数28名。

 私は固唾をのんで先生の話に聞き入っていたが、そのあと
 彼の口をついて出た話に・・・恐怖した。



90 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 03:47

※実はその時先生が話してくれたのか、後に石切(東大阪)に住む
 友人に聞いたのか、定かではないのだが・・・

・その後も不可解かつ不幸な事故を繰り返した「旧生駒トンネル」は
 そもそも掘削当初から落盤事故によって多数の犠牲者を出した、
 「いわくつき」のトンネルだった。
・そのため幽霊話や怪奇現象の類が絶えず噂されていたが、中でも
 この逸話は最も印象深い。

  
 事故の後、沿線の利用客のあいだで奇妙な噂がながれた。
 
 
 「奈良方面行きの最終電車が・・・おかしい。」



91 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 03:58
深夜、乗客もまばらになった最終電車が、石切駅を発車する。

「ごとん、ごとん」と電車は勾配をのぼりトンネルに差し掛かる。

急坂を全力で登る電車のモ-ター音が悲鳴のように車内に響き

わたる頃、がらんとしていた車内が突然・・・

   「満員乗車」に変わるのだ。

窓という窓に、無数の人影が映る。連結幌のところに佇む男・・・。

この様子は、車外からも目撃されたという。



92 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 04:11
・あまりの目撃談の多さに、電鉄会社も対応を余儀なくされた。
 そして、ある「作業」によってこの状況を改善しようとした
 のだった。
・その「作業」とは・・・
 
「最終電車の後に、もう一本電車を走らせる」というものだった。

・つまり回送電車である。しかしこれでは解決しなかった。
 いや、悪化したとも言える。
 
 
 無人のはずの回送電車に、以前にも増してギッシリと人が
 
 乗っているのが、外から確認できるのである。



93 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 04:24
・業を煮やした電鉄会社はさらにダイヤの改正をおこなった。
 すなわち、ダイヤ上に「架空の最終電車」を設定したのだ。

 そして石切駅の時刻表には、決して走ることのない「最終電車」の
 発車時刻が記されるようになったのだ。

 その効果があったのか、不思議とその後奇怪な目撃談は聞かれなく
 なったという。
 
 一件落着・・・・

      いや、事はそんなに容易くないようだ・・・。



94 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 04:39
・最近になって、私は友人「O」の兄の体験を聞かされた。
・彼は霊感が非常に強く、数々の心霊体験の持ち主であり、
 このスレでも度々登場してもらっている。
・彼は通勤でいつも近鉄奈良線を利用しているのだが、毎日の
 様に「悩まされる」というのだ。

彼曰く、
 
 「ラッシュで満員の車内で、人の話し声がする。もちろん乗客も
  
  しゃべってるけど、何かちがうんや。  あれは・・異次元の声や。

  想像してくれ、ヘッドホンの左右から別々の会話が聞こえる
  
  としたら・・。まさにステレオ状態なんや。ただ、片方の声は

  はっきり意味がわかるのに、もう一方は全く聞き取れない。

  『うわわわわわわ・・・・・』って言うだけなんや・・・・。」




95 :確かに見た。 ◆zo4MEYkc :02/03/25 04:47
現在では「旧生駒トンネル」は閉鎖され、電源施設等に再利用されて
おり、草生した入り口は立ち入り禁止となっている。昼間でも
山肌に黒々と口を開けたトンネルの様子は不気味である。

ただし、奈良側の出口は現在の近鉄東大阪線のトンネルと共用
されているようなので、大阪向きの先頭車からは覗くことが
できるかもしれない。

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