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2012年12月13日木曜日

なんともいえないおかしな音


39 : ななす ◆n2EempR7X2 [] : 投稿日:2003/04/04 23:51:00
前住んでた家での出来事。
狭い部屋を妹と使ってました。
妹とは背中合わせな感じに机が配置してあって、
その夏の夜、私は夢中で机に向かい、ワープロを打ってました。
妹も真剣に机に向かって、勉強してたみたい。
突然、なんともいえないおかしな音が聞こえました。
一気に集中力を削がれ、『…おかしな屁をこきやがって』と思い
(ほんとにそう思ったんよ)、うんざりと妹の方を振り返ると、
妹も怪訝な顔をしてこちらを向いていました。
『いっちゃん(私)、変な声出さないでよ』
私は変な声など出していない、変な屁をしたのはお前の方だろう、
と言いたい所だが、そのおかしな音?声?は、まだ聞こえ続けていました。
屁にしては長い。
なんだろう?次に私が考えたのは、変質者が外で歌を歌っている可能性。
古い木造だから、普段から外の音はよく通ってたし、
変質者っつーっか統合失調系な人も結構出没してたから…。
私は窓を開け、外をきょろきょろ眺めました。妹も一緒に。
しかしそれっぽい音源はどこにも見あたらない上、
そうしてみたことで、その音声が外ではなく、部屋の中のどこかから聞こえていることが
ハッキリとわかりました。
そうしている間もまだ、それは聞こえていました。
ちゃんと聞けば聞くほど、ますます気持ちの悪い音声。
不規則な、おかしな強弱の波があり、
女が思いっきり低い声を出しているような、
男が思いっきり高い声を出しているような、
呻いているような、笑っているような、
すごく感情的なような、機械的なような…
今、思い出しながら書いているだけで、本当に背筋がぞっとします。



40 : ななす ◆n2EempR7X2 [] : 投稿日:2003/04/04 23:52:00
私は姉として無理に平静を装いながら、部屋を見回し、
その音声が一番大きく聞こえる場所を突き止めました。
窓の横、押し入れ(両親の荷物がメチャクチャに入っていて、
最早誰も手をつけられないような状態)のあたりだ…
妹としばし顔を見合わせていると、ようやく音声は止みました。
こうして書くと長いけど、まあ実際にはそんなでもなかったと思います。
それで唐突に私は思い出しました。
『そういや今日ってお盆の始まりだよね』
毎年欠かさず迎え火ってヤツをやってた我が家だったのに、
その年だけはなぜだかスッカリ誰もが忘れていたのでした。
ダーっと二人で階段を下りて、今の出来事を両親にまくしたてたのは
言うまでもありませんです。

それから毎年お盆になると、私の身の回りにだけ小ネタが起こりました。
仏壇から突然ものが落ちてきたり、
線香のにおいをプンプンまき散らしていたり、
そういう不可解な出来事があって初めて、
『ああ、お盆だ…』と、家族も私も、思い出すのです。
そういやあの『押し入れの横』は、我が家の鬼門に当たるなあ。
とか、後で思ったのでした。

それだけです。

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