地域別心霊カテゴリー

2012年6月8日金曜日

赤マント


赤いマントをつけた怪人物が子供を誘拐し、殺すというもの。

 誘拐の対象を少女のみとし、誘拐した後、暴行して殺す、とされることもある。

東京谷中で起こった少女暴行殺人事件と、当時流行した紙芝居の演目のひとつ『赤マント』(加太こうじ作)が混ざったという説がある。

紙芝居『赤マント』は芥川龍之介の『杜子春』を下敷きにしており、赤マントを着た魔法使いの紳士が靴磨きの少年を弟子にするという差しさわりの無い物語だったが、作り話の余波により大阪ではこの紙芝居が警察に押収される騒ぎとなった。

しかし朝倉喬司は、『赤マント』の噂は昭和11年頃から流布している一方、加太こうじが著作で紙芝居の押収事件を昭和15年の出来事と記していることなどをあげ加太の説を否定。

「警察が紙芝居を噂の発生源、ないしは媒体として取り締まりに乗り出し、(昭和15年に)加太がその巻き添えをくったのは事実なのだろう」

としながら、昭和11年に発生した「二・二六事件」を起源と考察、事件当時は言論統制により詳細が伏せられていたため噂が二重三重に捻じ曲がり『赤マント』になったのではないかと結論づけている。

他にも『少年倶楽部』に江戸川乱歩が連載した『怪人二十面相』がモデルであるという説や、旧制高等学校の学生のマント姿が、子供には怪人として映ったのではないか、という説もある。


  にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ